【全文公開】縦型30秒の台本|通販式DR型(架空商材LUMOAで解説)
2026/8/1

はじめに
この記事では、縦型SNS動画広告に使える「通販式DR(ダイレクトレスポンス)型」の30秒台本を全文公開します。架空商材「LUMOA(スキンケア美容液・D2C定期)」を題材に、各秒数でどんな画とテロップを置くのか、なぜその順番なのかまで解説します。
台本の型を名前だけ知っていても、実際に書けるようにはなりません。完成品を1本見るのが最短です。
【全文公開】縦型30秒の台本|通販式DR型
時間 | 画 | セリフ・テロップ | 設計意図 |
|---|---|---|---|
0–3秒 | 洗面台の鏡の前。夕方の光。女性が頬に指で触れ、表情が曇る。手元と表情のみで、商品は一切映さない | テロップ(大)「夕方には、もうカサカサ」 | 商品を出さず悩みの瞬間から入る。ミュートでも画とテロップだけで状況が伝わる状態にする |
3–8秒 | 洗面台に並んだ複数のボトル。女性が1本手に取り、また置く | テロップ「重ねても、変わらない気がする」 | 共感の段。原因を本人の努力不足ではなく「方法」に置き直し、防御を解く |
8–14秒 | ここで初めて商品が登場。手に取る→伸ばす→肌になじませる。手元の寄りを3カット重ねる | テロップ「うるおいを与えて、うるおいを与えて、日中の乾燥に備える」 | 解決策の提示。実演カットを重ねてテンポを作り、最後まで見る流れを維持する |
14–20秒 | 使用者または監修者が正面を向いて一言。顔出し1カット | テロップ「◯◯(肩書き)監修」/使用者の声を短く1文 | 根拠の補強。売り手以外の裏づけを入れ、次のオファーの説得力を上げる |
20–26秒 | 商品を正面に置き、画面下1/3に条件を固定表示 | テロップ(固定)「初回◯◯円/回数しばりなし・いつでも解約OK」 | オファー。価格と同じ画面に定期条件を並べ、有利誤認を避けつつ不安を先に消す |
26–30秒 | 商品を正面で1カット。画面下を指すアニメーション | テロップ「プロフィールから」 | CTAは1つだけ。行き先を迷わせない |
※テロップは無音でも読める大きさ・位置に置きます。表内の表現は説明用であり、実際の制作では薬機法の範囲内で調整が必要です。
各ブロックがその順番でなければならない理由
0–3秒に商品を出さないのは、広告と判断させないため。 冒頭に商品が映ると、視聴者は内容を読む前に「広告だ」と処理してスワイプします。悩みの瞬間から入ると、判断の前に「自分の話だ」が来ます。
3–8秒で共感を挟むのは、売り込みの構図を消すため。 ここを飛ばして商品に進むと、悩みを指摘した直後に物を売る流れになり、押し付けの印象が残ります。原因を「方法」に置き直す一言があるだけで、受け取り方が変わります。
8–14秒で初めて商品を出す。 前の8秒で「自分に関係がある」と「今のやり方では変わらない」の2つが済んでいるため、この位置の商品は解決策として読まれます。
14–20秒の根拠の補強を飛ばさない。 ここを削ってオファーに進むと、商品説明が売り手の主張だけで終わります。監修や使用者の声を1カット挟むと、直後の価格提示の受け止められ方が変わります。多くの広告がここを省略しています。
20–26秒で定期条件を価格と同じ画面に置く。 価格だけを大きく出し、回数条件を伏せると有利誤認にあたるおそれがあります。それ以前に、条件が見えないオファーは不安を残したまま終わります。解約条件を先に見せるほうが、結果的に行動されやすくなります。
26–30秒はCTA1つ。 詳しくは後述します。
構成の考え方そのものは [通販式ダイレクトレスポンス台本の型] で解説しています。
制作でやりがちな4つの失敗
1. 冒頭で商品を出してしまう
0秒から商品を大きく映し、「話題の◯◯」と始めるパターンです。視聴者は内容を読む前に広告と判断します。冒頭は悩みの瞬間から入り、商品は8秒以降に回します。
2. CTAを2つ以上置く
「プロフィールから」「コメント欄もチェック」「フォローもお願いします」と並べるパターンです。選択肢が増えるほど、視聴者は決めずに離れます。獲得が目的なら、要求する行動は1つに絞ります。
3. 数字を音声だけで言う
「初回◯◯円」を読み上げるだけで、画面に出さないパターンです。SNSはミュート視聴が多く、音声に載せた情報は多くの視聴者に届いていません。価格・特典は画面に固定表示します。
4. 定期条件を書かない
価格の割引だけを大きく出し、継続回数や解約条件に触れないパターンです。有利誤認のリスクがあるうえ、視聴者は「解約できるのか」が分からないまま判断を保留します。条件は隠すより出したほうが動かれます。
なお、「シミが消える」のような効果効能の断定表現や、根拠のないビフォーアフターは、薬機法・景表法に抵触するおそれがあり、媒体の広告審査でも落ちる原因になります。
他の構成上の抜けは [売れない縦型広告に共通する構成の抜け5つ] にまとめています。
この型が効きやすい商材・効きにくい商材
効きやすい商材
悩みが本人の中で言語化されている(乾燥、肩こり、時間がない など)
効く理由を実演・成分・監修などで示せる
初回価格や特典に動く商材
効きにくい商材
悩みが感情的で、言葉にしにくい
スペックを説明されても心が動かない(アパレル、ブランド品、嗜好品)
説明するほど広告らしさが増してしまう
効きにくい側に当てはまる場合は、感情の変化で見せる型のほうが合います。組み方は [【全文公開】縦型30秒の台本|ショートドラマ型] で公開しています。
Pinmovの料金プランは全て公開しています。制作した動画は制作実績でご覧いただけます。
まとめ
商品は8秒以降。冒頭は悩みの瞬間から
共感を挟むと売り込みの構図が消える
根拠の補強(監修・使用者の声)を省略しない
定期条件は価格と同じ画面に置く
CTAは1つだけ
型の名前を覚えるより、1本の完成台本を秒数ごとに追うほうが早く身につきます。この台本をそのまま骨格にして、自社の商材に置き換えてみてください。
その動画、「作る前」の設計で成果は決まります。
Pinmovは、地上波テレビ通販で6年間「数字が出る動画」を作り続けてきた制作チームです。おしゃれなだけの映像ではなく、視聴者を行動させる構成設計を強みにしています。
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