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リフォーム会社の縦型広告の台本|施工の記録で問い合わせにつなげる30秒【全文公開】

2026/8/3

はじめに

リフォームの動画広告といえばビフォーアフターです。実際、多くの会社が同じことをしています。だから差がつきません。

この記事では、ビフォーアフターを主役から外し、施工の記録で信頼を作る30秒の台本を全文公開します。

なぜビフォーアフターだけでは問い合わせにつながらないのか

理由は3つあります。

1. 全社が同じことをしている
Instagramでリフォームを検索すると、同じ構図のビフォーアフターが並びます。見た瞬間に区別がつかないものは、記憶にも残りません。

2. 完成写真は「きれいさ」しか伝えない
リフォームは数十万円から数百万円が動きます。発注者が最後に迷うのは、仕上がりの美しさではなく「この会社に任せて大丈夫か」です。完成写真はその不安に答えていません。

3. 自社の施工かどうかが判別できない
完成カットだけでは、その会社が実際に作ったのか、素材写真なのかが分かりません。工事の途中が映っている動画には、その疑いが発生しません。

つまり、ビフォーアフターは入口の掴みとしては強いが、決定要因ではないという位置づけになります。掴んだ後に何を見せるかで結果が変わります。

施工の記録が効く理由

工事中の映像は、リフォーム会社にとって最も強い素材です。

判断できない発注者が、唯一判断できる材料になる
発注者は施工技術を評価できません。しかし、床下の状態を確認している様子、下地の処理、養生の丁寧さは、専門知識がなくても「ちゃんとやっている」と分かります。

他社が持っていない
完成写真は誰でも撮れますが、工事中の映像は実際に施工した会社にしかありません。素材で買うこともできません。

話が続く
完成写真は1枚で終わりますが、工程は連続しています。シリーズ設計と相性が良く、同じ現場から複数本作れます。

【全文公開】リフォーム会社の縦型30秒の台本

問い合わせ・現地調査の申し込みを目的とした構成です。

時間

セリフ・テロップ

設計意図

0–3秒

築年数の経った洗面所。床の一部が変色している箇所に寄る。手が触れると少し沈む

テロップ(大)「床が、ぶよぶよする」

完成後ではなく問題の状態から入る。当事者が自宅で思い当たる症状を先に置く

3–8秒

同じ床を剥がしたところ。下地が湿って傷んでいる状態が見える

テロップ「めくると、こうなっていました」

見えていなかったものが見える瞬間。他社の完成写真では作れない画で、続きを見る理由になる

8–14秒

職人が下地を交換する作業。手元の寄りを3カット重ねる。表面ではなく構造側を映す

ナレ「下地から入れ替えないと、表面だけ直しても同じことが起きます」

判断できない発注者が判断できる材料。工程を見せることが、そのまま技術の証明になる

14–20秒

養生の状態、床を貼る工程、仕上げの3カット

テロップ「◯日間/お住まいのまま施工」

生活への影響という実務的な不安に答える。工期と居住可否は問い合わせ前に最も知りたい情報

20–26秒

完成した洗面所。冒頭と同じ画角で撮る

テロップ「◯◯万円〜(同規模の場合)」

ここで初めて完成を見せる。冒頭と同じ画角にして変化を言葉なしで伝える。費用の目安を出して問い合わせ前の不安を減らす

26–30秒

会社名と対応エリアを固定表示

テロップ「現地調査・お見積りは無料/プロフィールから」

CTAは1つ。次の一歩を「工事の依頼」ではなく「調査の申し込み」に置き、心理的な負担を下げる

※金額・工期は記入例です。実際の表記は施工内容と根拠に基づいて記載してください。

各ブロックの意図

0–3秒で完成を出さない。 完成写真から始まる動画は、視聴者にとって広告の合図です。症状から入ると、自宅で心当たりのある人が止まります。

3–8秒の「めくった状態」が最大の武器です。 これは施工した会社しか持っていない映像で、しかも視聴者が普段見られないものです。見えなかったものが見える瞬間には、続きを見る力があります。

8–14秒は表面ではなく構造を映す。 仕上がりの美しさは他社も見せます。下地の処理を見せる会社は多くありません。ここが「任せて大丈夫か」への回答になります。

14–20秒で生活への影響に答える。 工期と居住可否は、問い合わせ前に最も知りたい情報でありながら、多くの広告が触れていません。ここを先に答えると、問い合わせのハードルが下がります。

20–26秒でようやく完成。 冒頭と同じ画角にすると、変化が説明なしで伝わります。費用の目安を出すかどうかは判断が分かれますが、出すほうが問い合わせは増えやすくなります。根拠のない金額や、条件を伏せた最低価格の提示は景品表示法上の問題になるため、条件を併記します。

26–30秒は「調査の申し込み」に置く。 「工事の相談」より「現地調査」のほうが、視聴者にとって決断が小さくなります。

構成の考え方そのものは [通販式ダイレクトレスポンス台本の型] で解説しています。

同じ現場から複数本作る

1件の施工から、切り口を変えて複数本作れます。撮影は1回で済みます。

本数

切り口

1本目

症状から入り、下地の交換まで(上の台本)

2本目

工程だけを早回しで見せる記録型

3本目

「よくある症状3つ」を過去の現場から抜粋

4本目

見積もりの内訳を1項目ずつ説明する

同じ現場を撮り溜めておくと、素材が積み上がります。連続して配信する設計は [通販式ダイレクトレスポンス台本の型] の後半でも触れています。

リフォームの縦型広告でやりがちな失敗

完成写真のスライドショーにする
音楽に乗せて完成写真を並べる形式です。全社が同じ作りになり、区別がつきません。

施工実績の件数だけを出す
「累計◯◯件」は、発注者にとって判断材料になりにくい情報です。1件の工程を見せるほうが伝わります。

費用に一切触れない
問い合わせ前に費用感が分からないと、多くの人は連絡しません。目安と条件を出したほうが、結果的に問い合わせは増えます。

CTAを電話とフォームで2つ置く
選択が発生すると、決めずに離れます。1つに絞ります。

構成上の抜けは [売れない縦型広告に共通する構成の抜け5つ] にまとめています。

まとめ

  • ビフォーアフターは掴みには効くが、決定要因ではない

  • 発注者が最後に見ているのは「任せて大丈夫か」

  • 工事中の映像は、施工した会社しか持っていない素材

  • 表面ではなく構造を映すと、技術が伝わる

  • 工期・居住可否・費用の目安に先に答える

  • CTAは「工事の相談」ではなく「現地調査の申し込み」に置く

完成写真は他社も持っています。工程は自社にしかありません。

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監修:Pinmov ディレクター 三上渉吾(地上波テレビ通販 6年)