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TikTok広告の台本の作り方|テレビ通販6年のディレクターが構成の型を解説 

2026/7/22

D2CブランドやECサイトの担当者様にとって、TikTok広告は欠かせない集客経路ですが、自社で縦型動画の台本を作ってみたものの売上につながらないケースが多発しています。「とりあえず流行りの音源に乗せてみた」「商品の良さを順番に説明した」といった作り方では、TikTokという特殊な媒体で成果を出すことはできません。

本記事は、動画制作会社Pinmov(ピンモブ)の公式ブログとして専門家の視点から解説します。当社の担当ディレクターは地上波テレビ通販番組を6年間にわたり制作してきましたが、テレビ通販は放送後30分で「注文数」という数字で結果が出る非常に厳しい世界であり、限られた尺で視聴者の理解と購買行動(CV)を引き出す構成に特化して培ったノウハウがあります。本記事ではその知見を活かした「売れるTikTok広告台本の作り方」を具体的にお伝えしますので、今日からすぐに真似できる構成の型を学ぶためにぜひ最後までお読みください。

TikTok広告の台本がイメージ広告と根本的に違う理由

TikTok広告の台本を作る際に絶対に忘れてはならない大前提として、TikTokが「スキップされること(スワイプされること)が前提の媒体」であるという事実があります。

テレビCMやYouTubeのバンパー広告のようなイメージ広告は受動的に見てもらえる環境にありますが、TikTokではユーザーは親指一つで一瞬にして次の動画へ移ってしまいます。そのため、「まずは見てもらうこと」と「買ってもらうこと」を秒単位で設計しなければなりません。

実はこの構造はテレビ通販の番組作りと全く同じであり、テレビ通販も視聴者がリモコンで次々とチャンネルを変える中で放送されているため、いかにチャンネルを変えさせず最後まで見せて電話をかけさせるかが勝負です。つまり、TikTok広告もテレビ通販も「視聴者の行動をコントロールする緻密な設計」が不可欠であり、綺麗な映像を並べるだけではなく心理学に基づいた台本作りが求められます。

売れる台本の基本構造【3ブロックの型】

TikTok広告の台本は最初から最後までを感覚で書いてはならず、必ず「フック」「本編」「CTA」という3つのブロックに分けて構成を作ります。それぞれのブロックが果たすべき明確な役割と具体的な書き方を見ていきましょう。

ブロック1:フック(0〜3秒)スクロールを止める

最初の0〜3秒はユーザーの指を止めるためだけに存在し、ここで「これは自分の悩みだ」「自分に関係がある」と認識させなければ続きは見られません。効果的なのはターゲットの悩みを言語化し、一人称のセリフや問いかけにすることです。

例えばスキンケア商品なら「乾燥肌におすすめ!」と説明するのではなく、「化粧水をたっぷり塗ったのに、まだ肌がカサカサする…」というユーザーの心の声を台詞にします。あるいは、意外性を提示して「えっ、そうなの?」と興味を惹きつける手法も有効であり、「毎日洗顔しているのにニキビができる本当の理由」など、常識を覆す入り方がスクロールを止めます。

ブロック2:本編(3〜20秒)悩み→原因→解決の順で納得させる

フックで指を止めたら次は商品への納得感を作り出しますが、ここでいきなり商品の特徴を羅列してしまうと押し売り感が出て離脱されてしまいます。必ず「悩みの共感」→「なぜ解決できなかったかの原因」→「この商品なら解決できる理由」の順で書くのが鉄則です。

まず「その悩み、辛いですよね」と寄り添ってユーザーの心を開き、次に「実は〇〇が原因だったんです」とこれまで悩みが解決しなかった理由を提示します。最後に「だから、この成分が入ったこの商品が必要なんです」と解決策を示すべきであり、この順番を入れ替えてしまうとユーザーの納得感は得られず商品への信頼も生まれません。

ブロック3:CTA(ラスト)行動の理由を最後に一押しする

動画の最後はCTA(コール・トゥ・アクション=行動喚起)のブロックであり、ここで「ご視聴ありがとうございました」と終わってはいけません。「今すぐ」行動しなければならない理由を提示して最後の一押しを行います。

「初回限定で50%オフ」「この動画を見た方限定で送料無料」「タップして1分で完了」など、限定性(今だけ)や簡便性(簡単であること)を台本に盛り込む書き方が必須です。ユーザーは基本的に面倒くさがりなので、行動する理由を与えられないと動きません。

テレビ通販で使われてきた「行動させる」技術3つ

3ブロックの型に加えて台本に盛り込むべき具体的なテクニックがあり、これらはテレビ通販の現場で視聴者を購買行動へ駆り立てるために使われてきた3つの技術です。

技術1:ベネフィットは「状態の変化」で語る

商品の成分や機能といった「スペック」だけを語っても人は商品を欲しいとは思わず、重要なのはその商品を使った後の生活がどう変わるかという「ベネフィット」です。台本には使用前(Before)と使用後(After)の状態の変化を必ず描写し、「吸引力が強い」ではなく「往復しなくても一度でゴミが消えるから掃除が半分で終わる」と書くようにします。ユーザーの日常がどう好転するのかを映像として想像できる言葉選びが重要です。

技術2:デモンストレーションで「証拠」を見せる

言葉だけで「よく落ちます」「潤います」と言っても広告慣れしたユーザーは信じませんが、テレビ通販が実演(デモンストレーション)を多用するのはこの不信感を払拭するためです。TikTok広告の台本でも言葉で説明するのではなく「目の前で実演する」シーンを組み込み、頑固な汚れがサッと落ちる瞬間や水を弾く様子をノーカットの映像で見せる指示を入れます。百聞は一見に如かずであり、圧倒的な証拠を見せることが最強の説得力になります。

技術3:視聴者の反論を先回りして潰す

動画を見ながらユーザーは必ず心の中で「でも…」と反論を思い浮かべますが、「私には合わないのでは」「値段が高いのでは」「使い方が難しそう」といった不安に先回りして答えるのが売れる台本の構成です。「でも、お手入れが面倒そう…と思った方。実はこれ、水洗いだけでOKなんです」と展開し、ユーザーの不安が大きくなる前に先回りして潰すことで購入へのハードルを下げていきます。

台本を書く実務の手順【5ステップ】

いざ白紙を前にすると筆が止まってしまう方のために、迷わず売れる台本が完成する具体的な作業手順を5つのステップにまとめました。

1. ターゲットの悩みを1つに絞る

誰のどんな悩みを解決する動画なのか、ターゲットを明確に1人に設定します。

2. 悩みが解決した状態(ベネフィット)を決める

商品を使うことでその人が最終的にどうなれるのか、ゴールとなる状態を定義します。

3. 3ブロックの型に流し込む

「フック」「本編」「CTA」の順番に沿って、セリフやテロップの原案を書き出します。

4. セリフを声に出して読み、秒数を測る

実際にストップウォッチを持ち、テンポ良く読めるか、尺に収まっているかを確認します。

5. 1動画1訴求になっているか確認する

あれもこれもと情報を詰め込んでいないか、最後に台本全体を客観的に見直します。

自作した台本でよくある失敗4つ

EC担当者様が自力で書いた台本を添削すると、共通する失敗パターンがいくつか見えてきます。以下の4つに当てはまっていないか、ご自身の台本をチェックしてみてください。

①冒頭が商品名・ブランドロゴから始まる

なぜダメか:企業側の宣伝だと認識された瞬間にユーザーは興味を失ってスワイプするからです。

②訴求を詰め込みすぎて1本に3つ以上入っている

なぜダメか:短い尺の中で情報が多すぎると何が言いたいのか分からず、結果的に誰にも刺さらなくなります。

③スペック説明はあるがベネフィットがない

なぜダメか:成分や機能を聞いても自分の生活がどう良くなるか想像できず、購買意欲が湧きません。

④CTAが「詳しくはプロフィールへ」だけで行動理由がない

なぜダメか:「今すぐ」見に行く明確な理由がないため、後回しにされてそのまま忘れ去られてしまうからです。

プロは台本の全カットに「理由」を書く

ここまでTikTok広告の台本の作り方を解説してきましたが、最後にプロの流儀をお伝えします。当社Pinmovが納品する台本は単なるセリフやテロップの羅列ではなく、すべてのカットに対して「なぜこのテロップなのか」「なぜこの順番なのか」という設計意図が明記されているのが特徴です。

なぜ全カットに「その演出にする理由」を書く必要があるかといえば、配信後に効果が出なかったときに「どこを直すべきか」の検証(PDCA)を可能にするためです。なんとなく感覚で作った動画は失敗した理由が分からず改善のしようがありませんが、「離脱を防ぐためのテロップ」と意図した箇所で離脱されたなら、そこが改善点だと明確に分かります。視聴維持と購買行動への設計意図が言語化されている台本こそが、マーケティングの資産になるのです。

よくある質問

TikTok広告の台本や制作のご依頼について、担当者様からよくいただくご質問にお答えします。

質問

回答

台本だけの依頼はできますか?

当社は企画・撮影・編集まで一気通貫での対応を強みとしており、台本のみのご依頼は基本承っておらず動画制作とセットのプランをご案内しております。

1本だけ試しに依頼できますか?

可能です。「単発トライアルプラン」をご用意しており、料金は160,000円(税別)で横型1本+縦型1本の制作、訴求設計・台本作成込み、修正無制限です。

絵コンテは有料ですか?

いいえ、ご契約前の初稿絵コンテは無料で作成してご提示しておりますので、事前に映像の構成やイメージをしっかりとすり合わせて認識のズレを防げます。

※継続的にクリエイティブを回したい企業様向けには、縦型8本をまとめ撮りし1本あたり約48,750円で制作可能な「縦型ショートプラン」(390,000円/税別)もございます。

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まとめ

TikTok広告の台本は、ユーザーのスクロールを止め、購買へと導くための緻密な設計図です。フックで関心を惹き、悩みから解決へのストーリーで納得させ、最後に行動の理由を提示しましょう。テレビ通販の技術である「ベネフィットの提示」「実演」「反論潰し」を台本に組み込むことが成功の鍵となります。

自作した台本や今配信中の動画に不安がある方向けに、当社では動画URLを貼るだけの15分無料構成診断を行っています。台本のどこにボトルネックがあるか、プロの視点でご確認ください。

その動画、「作る前」の設計で成果は決まります。

Pinmovは、地上波テレビ通販で6年間「数字が出る動画」を作り続けてきた制作チームです。おしゃれなだけの映像ではなく、視聴者を行動させる構成設計を強みにしています。

料金はすべて公開しており、企画・台本から撮影・編集まで一貫して対応します。

何を作ればいいか決まっていない段階からご相談いただけますので、まずは実現したいことをお聞かせください。

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