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【全文公開】縦型30秒の台本|ショートドラマ型(架空商材7bowlsで解説)

  • 見た人が行動する縦型広告

はじめに

縦型SNS広告の構成には、商品と根拠をまっすぐ提示するDR型のほかに、物語で共感を作る「ショートドラマ型」があります。この記事では架空商材「7bowls(冷凍宅配ミール・D2C定期)」を題材に、30秒の台本を全文公開し、なぜこの型で広告らしさが消えるのかを解説します。

この記事でわかること

・ショートドラマ型の30秒台本(全文)

・通販式DR型との3つの違い

・広告らしさが消える理由と、選ぶべきケース


【この記事の執筆・監修】

Pinmov ディレクター 三上 渉吾
地上波テレビ通販番組の制作に6年間携わる。専門は、応募や購入につなげる動画の構成。現在はPinmovで、採用動画・広告動画・企業YouTubeの企画と構成を担当。


※テレビ通販の技術で視聴者の行動(CV)を引き出すPinmovのサービス詳細・事例資料は、お問い合わせフォームの内容欄に「資料希望」とご記入いただければお送りします。

【全文公開】縦型30秒の台本|ショートドラマ型

時間

画

セリフ・テロップ

設計意図

0–3秒

深夜のキッチン。仕事帰りの女性が、コンビニ袋を無言でテーブルに置く。表情は疲れている。商品は映さない

テロップ(大)「また、これ。」

日常の気まずい瞬間から入る。共感の谷を先に作り、指を止めさせる

3–8秒

空のカップ麺容器が重なった食卓。スマホの通知が視界に入る

環境音のみ/テロップ「わかってる。でも作る元気がない」

感情のピーク。原因を怠慢ではなく「余力のなさ」に置き、責めない構図で自分ごと化させる

8–12秒

翌日の職場。同僚が1パックを手渡す。ここで初めて商品が脇役として登場

同僚「私も無理な日、これに頼ってる」

転機。売り手ではなく第三者が薦める形にして広告らしさを消し、社会的証明を人物で担保する

12–20秒

帰宅→袋を開ける→レンジ→湯気の立つ一皿。手早いカットを重ねる

テロップ「7品目・レンジ5分・作らない日があっていい」

変化のドラマ。数字は説明せず画面テロップで置く。カットを重ねて最後まで見る流れを作る

20–25秒

冒頭と同じキッチン。今度は湯気の皿を前に、表情が少しゆるむ

テロップ「『ちゃんとしなきゃ』を、やめた日から」

冒頭シーンの回収。0–3秒の「また、これ。」と対にして記憶を閉じる

25–30秒

商品を正面で1カット。パッケージと条件を画面下に固定表示

テロップ(固定)「初回7食セット/いつでもスキップOK」→「プロフィールから」

オファーとCTA。定期条件を明記し、CTAは1つに絞る

※7bowlsは説明用の架空商材です。訴求数値もダミーです。

通販式DR型との3つの違い

1. 商品を最後まで出さない

DR型は8秒付近で商品を出しますが、ドラマ型では8秒で出るのは「同僚が手渡すパック」であり、商品が主役になるのは25秒からです。主役は登場人物とその生活で、商品は物語を動かす小道具として扱います。

2. 感情移入を先に作る

「7品目」「レンジ5分」といった機能は12秒以降にしか出てきません。先に置くのは「疲れた」「作る元気がない」という感情です。視聴者が登場人物に入り込んだ後に機能が出るため、説明が説得ではなく納得として届きます。

3. 冒頭シーンを終盤で回収する

0–3秒の「また、これ。」と、20–25秒の同じキッチンが対になっています。ビフォーアフターを説明するのではなく、同じ画角で変化を見せることで、言葉を使わずに結果を伝えます。冒頭の一言を最後に回収する構造は、視聴後の記憶に残りやすくなります。

DR型の台本は 【全文公開】縦型30秒の台本|通販式DR型(架空商材LUMOAで解説)で全文公開しています。

なぜショートドラマ型は広告らしさが消えるのか

理由は構図にあります。

通常の広告は「売り手が視聴者に薦める」構図です。視聴者はそれを知っているので、最初から身構えます。

ショートドラマ型では、8–12秒で商品を薦めるのは同僚です。視聴者はそのやり取りを傍から見る立場になります。自分に向けられた売り込みではなく、他人同士の会話を覗いている形になるため、警戒が働きにくくなります。

もう1つは、商品説明が物語の一部として現れる点です。「7品目・レンジ5分」は、商品スペックの説明としてではなく、疲れた人が助かった理由として出てきます。同じ情報でも、置かれる文脈で受け取り方が変わります。

ただし注意点があります。広告らしさを消しても、広告であることを隠してはいけません。 便益を受けた投稿にはPR表示が必要で、表示は動画の冒頭で、一見して広告と分かる形にする必要があります。文字を背景に溶かすような見せ方は問題になります。

ショートドラマ型を選ぶべきケース

次のいずれかに当てはまるなら、DR型よりドラマ型が向いています。

悩みが感情的で、言葉にしにくい
「とにかく疲れた」「自分の時間がない」のように、機能で解決を説明しづらい悩み。感情の描写のほうが早く伝わります。

商品説明だけでは差が出ない
「冷凍のミールです」と言うだけでは、スーパーの冷凍食品と比較されて終わる商材。何が変わるかを生活の場面で見せる必要があります。

説明するほど広告らしさが出る
こだわりや製法を語るほど売り込みに聞こえてしまう商材。語らずに見せるほうが機能します。

逆に、悩みが明確で根拠を示しやすく、価格訴求が効く商材ならDR型のほうが短時間で結論まで運べます。判断基準は 通販式ダイレクトレスポンス台本の型|テレビ通販の構成を縦型SNS広告に応用 にまとめています。

まとめ

  • 商品は脇役。主役は登場人物とその生活

  • 機能より先に感情を置く

  • 冒頭シーンを終盤で回収し、同じ画角で変化を見せる

  • 薦めるのは売り手ではなく第三者。これで警戒が下がる

  • 広告らしさは消しても、広告であることは隠さない(PR表示は冒頭に)

  • オファーの定期条件は明記し、CTAは1つ

同じ商材でも、DR型とドラマ型では見え方がまったく変わります。どちらが正解ということはなく、悩みが機能で解けるか感情で動くかで選び分けます。


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三上 渉吾

Pinmov / ディレクター

地上波テレビ通販番組の制作に6年間携わる。専門は、応募や購入につなげる動画の構成。
現在はPinmovで、採用動画・広告動画・企業YouTubeの企画と構成を担当。

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