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採用動画の掲載先の選び方|自社サイト・求人媒体・SNSの使い分け

  • 費用・料金

はじめに

採用動画を作ったのに使われていない、という状態をよく見ます。

原因は、置く場所を決めずに作ったことです。動画は置いた場所によって、観る人の状態が違います。自社をまだ知らない人が観るのか、応募を決めかけている人が観るのかで、必要な内容が変わります。

この記事では、掲載先ごとに観る人の状態を整理し、どこに何を置くかを決めます。

この記事でわかること

  • 求職者が動画を観るタイミングの分布(調査データ)

  • 掲載先ごとに観る人の状態がどう違うか

  • 自社サイト、求人媒体、SNS、説明会それぞれに置くもの

  • 動画を置く前に直しておくべきこと


【この記事の執筆・監修】

Pinmov ディレクター 三上 渉吾
地上波テレビ通販番組の制作に6年間携わる。専門は、応募や購入につなげる動画の構成。現在はPinmovで、採用動画・広告動画・企業YouTubeの企画と構成を担当。


※テレビ通販の技術で視聴者の行動(CV)を引き出すPinmovのサービス詳細・事例資料は、お問い合わせフォームの内容欄に「資料希望」とご記入いただければお送りします。

求職者が動画を観るタイミング

2026年5月の求職者調査(20〜40代、採用動画の視聴経験者333人)で、動画を観るタイミングを複数回答で聞いた結果です。

複数社を比較検討している段階が61.0%、応募を決める段階が36.9%、情報収集の段階が34.2%、応募後・選考中が29.7%でした。

最も多いのは比較の段階です。この局面では、求職者は他社の動画も観ています。並べて見られる前提で内容を決める必要があります。

同じ調査では、条件が同等の2社で迷ったときに動画の有無や質が最終的な選択に影響すると答えた人が87.7%いました。「大きく影響する」が29.1%、「ある程度影響する」が58.6%です。

比較の段階で観られ、そこで選択に影響する。これが採用動画が働く場所です。

自社の採用サイト

置くべきもの:1分前後の横型。1日の流れを時間順に見せる構成。

採用サイトに来る人は、求人媒体や検索から流入しています。つまり一度は自社に興味を持った状態です。調査で志望度が高い企業の動画なら1分以上を求める人が42.0%いた、という結果に合致します。

置く位置は、ページの最上部です。スクロールしないと見えない位置に置くと、文章を読んでから動画に到達することになり、文章で離脱した人には届きません。

注意点は、自動再生の音です。音が出る状態で自動再生すると、職場や電車内で見ている人が即座に閉じます。無音で自動再生し、テロップで意味が通る構成にしておきます。

求人媒体の企業ページ

置くべきもの:媒体の尺の上限に合わせた横型。上限が短い媒体なら30秒。

求人媒体では、同じ職種の求人が一覧で並びます。求職者は複数を開いて比べています。調査で最多だった「比較検討の段階」がここです。

媒体ごとに動画の尺や形式の上限が違います。アップロードできる形式を確認してから書き出す必要があります。1つの形式でしか納品されていない場合、ここで使えないことがあります。納品形式を発注時に確認する理由はこれです。詳しくは採用動画の制作会社の選び方|見積もりで必ず確認する7項目に書いています。

クリック課金型の媒体に出している場合、動画を置く意味はさらに大きくなります。クリックされた時点で費用が発生しているため、着地先で渡せる情報量が費用対効果を決めます。この計算は採用動画と求人広告、どちらに予算を回すか|1人採用あたりの単価で比べるで扱っています。

SNS

置くべきもの:30秒前後の縦型。1本で1つのことだけを言う構成。

SNSで動画を観る人は、求人を探していません。流れてきたものを観ています。自社を知らない状態です。

調査でよく知らない企業の動画に求める尺の最多が30秒以上1分未満(43.8%)だったのは、この状態に対応します。

SNS向けで最も変えるべきなのは冒頭です。求人を探していない人に対して会社名から始めても止まりません。本人の利害に直結する話か、本人が持っている常識を否定する事実から入ります。

企業側の調査では、今後SNS向けの縦型ショート動画を使いたいと答えたのが7.2%にとどまっています。取り組んでいる企業が少ない領域です。

説明会・面接の場

置くべきもの:3分前後の横型。複数の職種や複数の人を扱う構成。

説明会に来ている人は、すでに応募または応募検討の段階にいます。調査で応募後・選考中に動画を観る人が29.7%いた層です。

この場では尺の長さが情報量として働きます。採用サイトやSNSでは長すぎる3分が、ここでは成立します。

面接の待ち時間に流しておく使い方もあります。説明する手間が減り、面接の時間を質疑に使えます。

1本をどう配り分けるか

掲載先ごとに別の動画を撮る必要はありません。1回の撮影から複数の尺と形式を作ります。

配り分けの型は次のとおりです。

  • 3分・横型 → 説明会、面接の待ち時間、採用サイトの下部

  • 1分・横型 → 採用サイトの最上部、求人媒体の企業ページ

  • 30秒・横型 → 尺の上限が短い求人媒体

  • 30秒・縦型 → SNS、全画面表示の広告枠

条件は、撮影前に全部の構成を設計しておくことです。3分を撮ってから30秒に切ると、30秒に必要なカットが撮れていないことがあります。この点は採用動画の尺と縦横の選び方|30秒・1分・3分の使い分けで詳しく扱っています。

動画を置く前に直しておくこと

動画を置いても、その前後が整っていないと応募につながりません。

応募フォームの位置。 動画を観終わった直後に応募できる状態にします。観終わってからフォームを探させると、そこで離脱します。

応募フォームの項目数。 項目が多いと、動画で高まった意欲が減ります。初回は最小限の項目にして、詳細は後で聞く構成にします。

動画の下の文章。 動画を観ない人もいます。動画と同じ内容が文章でも読める状態にしておきます。

スマートフォンでの表示。 求職者がスマートフォンで観る前提で、動画の下のボタンが指で押せる大きさかを確認します。

よくあるご質問

YouTubeに上げるべきですか

採用サイトに埋め込む置き場所として使うなら有効です。ただし、YouTube上で検索されて見つかることを期待するのは難しいです。採用サイトと求人媒体に置くことを先に済ませてください。

全部の掲載先に置くまでに何本必要ですか

1回の撮影から4パターン(3分横型、1分横型、30秒横型、30秒縦型)を作れば、主要な掲載先は埋まります。撮影は1回で済みます。

古い動画は差し替えるべきですか

出演者が退職している場合は差し替えが必要です。求職者が入社後に会えない人が映っている状態になります。それ以外は、構成が目的に合っているかで判断してください。

求人媒体に動画が上げられない場合はどうしますか

求人票の文中に自社の採用サイトへのリンクを置き、そこで動画を見せる形にします。媒体の規約でリンクが制限されている場合は、会社名で検索した人が採用サイトに到達できる状態を整えます。

まとめ

求職者が動画を観るタイミングは、比較検討の段階が61.0%で最多です。応募を決める段階が36.9%、情報収集が34.2%、応募後・選考中が29.7%と続きます。

掲載先ごとに観る人の状態が違います。SNSは自社を知らない人が観るため30秒の縦型、求人媒体は比較している人が観るため媒体の上限に合わせた横型、採用サイトは興味を持った人が観るため1分の横型、説明会は応募済みの人が観るため3分の横型です。

1回の撮影から4パターンを作れば主要な掲載先が埋まります。条件は、撮影前にすべての構成を設計しておくことです。

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出典

  • 採用動画のトレンド調査2026(株式会社moovy、2026年5月22日〜29日、20〜40代の転職活動経験者で採用動画視聴者333人、インターネット調査)

  • 【2026版】採用動画の活用に関する実態調査(アルファノート株式会社、2026年6月24日〜25日、採用に動画を活用している企業の人事担当者500人、インターネット調査)

三上 渉吾

Pinmov / ディレクター

地上波テレビ通販番組の制作に6年間携わる。専門は、応募や購入につなげる動画の構成。
現在はPinmovで、採用動画・広告動画・企業YouTubeの企画と構成を担当。

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